マツダ交通の見たまま

主に大阪シティバスの小ネタや歴史をディープに掘り下げる考察系ブログです。

かつて使われた大阪市交通局のキャラクター

こんにちは😃 今回は小ネタ的なものです。

Osaka Metroにて使用されているマスコットといえば、『にゃんばろう』という交通局の制服に扮した猫のキャラクターです。これは前身の大阪市交通局が2011年に採用したキャラクターでありました。交通局が民営化されることに合わせて一時お役御免となりましたが、しばらくしてOsaka Metroの制服にお化粧直しされた形で復活し現在でも活動しています。https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20200615_nyambarou_o_sagase.php

2020年にはOsaka PointというICカード連携型ポイントサービスが開始され、そこにもキャラクター(オポたん・かどのすけ)というキャラクターが使われています。https://www.osaka-point.jp/OMS2/index_iccard202104.html

Osaka Metro関連のキャラクターではこの辺りが挙げられますが、前身の大阪市交通局では『にゃんばろう』の他にどういうものがあったのかを紹介していきます。

レインボーファミリー

f:id:Matsuda_KOTU:20220209103412j:plain 2003年~2011年に活躍したキャラクターです。つまり、にゃんばろうの前身ですね。 左からバスママ(市バス)、アカバスチャン(赤バス)、チカパパ(地下鉄)、トラムクン(ニュートラム)という名前がついていました。 このアカバスチャンのモデルになった赤バスは2002年より、2年前から一部地域で試験運行をしていた100円バスをエリア拡大させる形で本格的に運行させたコミュニティバスでしたが、レインボーファミリーが消滅して約2年で廃止されました。

モールボードのモグラ

f:id:Matsuda_KOTU:20220209110234j:plain 1990年4月より新大阪・梅田・なんば等に設置された地下鉄乗客案内情報システム、モールボードが設置されたことにより使用されていたキャラクターです。ただ、名前が付いていたのかは確認ができていません。このモグラのビジュアルは上部の他、ビデオカメラを持った姿の物もありました。現在はキャラクターどころか、モールボードすら存在しません。

ゾーンバスのリス

f:id:Matsuda_KOTU:20220209111458j:plain 1974年11月28日に運行開始されたゾーンバスの標識として使われたリスのキャラクターです。これも名前が付いていたのか確認できていません。主にバス停留所やバスのヘッドマークに使われていましたが、ヘッドマークについては1990年に開催される花博PRのために『花ずきんちゃん』が使用されはじめた(従来のリスのヘッドマークを上塗りした)ため、1990年代半ばにはあまり見られなくなりました。

ゾーンバスについてはこちらを参照↓

【前編】https://matsuda-kotu.hatenablog.com/entry/2021/08/03/145238

【後編】https://matsuda-kotu.hatenablog.com/entry/2021/08/05/151206

おしどり

f:id:Matsuda_KOTU:20220209113119j:plain 1979年7月に行われた大阪市営バスの路線再編成に伴ってバス・地下鉄乗継割引制度が開始されたことによって登場したキャラクターです。『コンビです。市バスと地下鉄』というフレーズでおしどり夫婦を模した『オシドリ』が使われていました。これも名前が存在していたのかは不明ですが、当時の共通全線定期券では、『おしどりパス』という名称で発売されていました。 バス路線図の他に地下鉄・バス乗継指定停留所、地下鉄の一部の券売機にも使用されていましたが、いつの間にか使われなくなりました。※バス路線図も1991年までには消滅。


では👋