マツダ交通の見たまま

不定期ですが、バスの情報を見たまま紹介しています!

短い役目の桜川バスターミナル・浜バスターミナル

こんにちは😃

大阪市営バスには多くのバスターミナルが多く存在していました。現在も残る大阪駅前、なんば、野田阪神といった駅前ターミナルから、今はありませんが地域の乗り継ぎ拠点として活躍した歌島橋バスターミナル(2014年廃止)があります。

主にこれらは「地下鉄から市バスへ、あるいは市バスから市バスへ」となるべく分かりやすく便利に乗り継ぐ拠点として1960年代から設置、特に1980年代からは多く設置されました。そんな中、なぜか短い期間で閉鎖したバスターミナルがあります。

 

それが、桜川バスターミナル浜バスターミナルです。市バスに詳しい方なら名前ぐらいは聞いたことはあるのでは無いでしょうか?

今回はその2箇所を紹介していきます。

 

桜川バスターミナルとは?

f:id:Matsuda_KOTU:20210428001445j:image[桜川バスターミナル跡地:2015年撮影]

 

桜川バスターミナルは1969年4月17日に開設、1963年の天満橋バスターミナルの開設から5番目に作られたバスターミナルです。

これは、地下鉄千日前線野田阪神~桜川が開通した同年4月16日とほぼ同時に営業を開始しました。また、このバスターミナルは大阪市が「都市交通におけるバス輸送のあり方」の具体案として、地下鉄建設の際に駅の地下出入口に直結するバスターミナルを整備する計画地として既にあげられていました。そのため、地下鉄桜川駅の5番出入口横にはバスターミナルが設置されているというわけです。しかし、乗降客数が少なかったからか1978年7月1日の改正で閉鎖されバスターミナルとしては10年も満たない役目でした。

余談ですが、計画地であげられていたのは桜川の他に天六や深江橋がありました。

天六は現在のOsaka Metro天神橋筋六丁目ビルの場所に確かにバスターミナルありましたが、深江橋は聞いたことがありませんね。🙄

 

★乗降所と乗り入れ路線

桜川バスターミナルの最寄り停留所は、施設名の通り、「桜川バスターミナル」です。施設内の乗降所は2箇所あり、おそらく乗車用、降車用と分かれていたのでしょう。それもこちらは多くても2路線しか乗り入れていなかったからです。

f:id:Matsuda_KOTU:20210428114632j:image[1973年当時の路線図、桜川バスターミナルは右上]

 

乗り入れていた路線

  • 29号系統(桜川バスターミナル~出島)

1969年4月(桜川バスターミナル開設時)~1977年5月?まで乗り入れ

  • 特68号系統(桜川バスターミナル~柴谷町)

1973年?~1978年7月(桜川バスターミナル閉鎖時)まで乗り入れ

 

桜川バスターミナルの閉鎖後は引き続き幸町操車場として長らく機能しましたが、これも2015年に廃止。高速バス専用駐車場として転身になるも現在は工事中、どうやらOsaka Metroが行う都市開発で新たに生まれ変わるようです。

 

浜バスターミナルとは?

Google マップ

浜バスターミナルは鶴見消防署茨田(まった)出張所に隣接していたバスターミナルで1987年1月に開設されました。作りは簡素な屋根付きの乗降所に曽根崎警察署前停留所で見られるような昔の電照式標柱が一基のみ、乗降兼用で取り扱っていたものだと思われます。

最寄り停留所は名の通り「浜バスターミナル」です。桜川バスターミナルは最寄り駅がありましたがこちらはありません。

また、大阪市営バスが開設したバスターミナルの中ではかなり変わっていました。

 

★営業時間が9時頃から17時頃まで…

浜バスターミナルは日中時(9時~17時頃)のみ乗降の扱いを行うので、その他の時間帯では浜バスターミナルは通過する他、浜バスターミナル止まりならばもちろん行先も変わります。

乗り入れていた路線(どちらも開設~閉鎖まで乗り入れ)

  • 幹線36A号系統(大阪駅前~浜バスターミナル)

→日中時間帯外では従来通りの幹線36号系統(大阪駅前~安田)として運行

  • 幹線臨36号系統(京橋駅前~浜バスターミナル)

→日中時間帯外では従来通りの特36号系統(京橋駅前~茨田大宮)として運行

  • 支線36号系統(浜バスターミナル~茨田大宮)

※幹線36号系統、特36号系統は日中時間帯も運行

 

浜バスターミナルは乗り継ぎ地点でもあったため、ゾーンバス乗り継ぎ指定停留所に設定されていました。

ゾーンバス乗り継ぎ指定停留所とは、幹線系統から支線系統あるいは支線系統から支線系統に乗り継ぐために指定されたバス停のことで、例えば幹線臨36号系統から支線36号系統に乗り継ぐ時に先に車内で料金を払いバス乗継券を発行します。これがあると1回目の乗車料金を引き継いだままで2回目(支線)の乗車には料金がかかりません。(降りる時に乗継券を入れるだけ)

今の大阪シティバスがやっているICカード・回数カードが対象の1回目のバス乗車から乗り継いで降車するまでの時間が90分以内であれば、2回目の乗車は1回目の乗車料金だけで済む構造みたいなものですね。

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f:id:Matsuda_KOTU:20210428183809j:image[横堤バスターミナル(2013年廃止)]

しかし、これも1990年3月20日鶴見緑地線【現:長堀鶴見緑地線】の京橋~鶴見緑地間が開通したことで途中の横堤駅の大阪市交通局鶴見乗務所下に横堤バスターミナルが開設したため、浜バスターミナルの機能を横堤に移転する形で閉鎖になりました。こちらは3年しか存在していません。

閉鎖後は2006年頃まで放置され、その後は解体されて施設が建っています。

 

大阪市営バスのバスターミナルはこのような営業期間の短いものや長いものが混在していましたが、大阪シティバスになっては主要駅のバスターミナルと北巽、出戸を残す形になっています。特に最近はオンデマンドバス(乗車日時や乗降場所をご指定いただくことでお客さまのニーズに応じて運行する乗合バスのこと)の社会実験を開始したことで、今後のバス路線に何かしらの変化があるのかもしれませんね。

 

では👋🏻