大阪シティバスの最長路線を探る!
こんにちは😃
前回はシティバスの最短路線について紹介しましたが、続けて今度は最長路線について探っていきたいと思います。
今回も3位からのランキング形式且つ往路・復路を合わせての往復の距離で挙げて行きます。
第3位
- 42号系統
(大阪駅前~中島二丁目)
[2014年当時の路線図・緑色で表示]
往復キロ程は25,002m(往路12,559 復路12,443)。大阪駅から御幣島・大和田を経て中島(工業団地)地区までを結ぶ路線です。地下鉄の無い西淀川区にとっては大阪駅という主要駅までを運行する交通手段として成り立ってますね。
42A号系統(大阪駅前~中島公園)もたいへん長い距離を走っていそうですね…笑
[42A号系統]
ちなみに、3年ほど前までは15号系統(地下鉄住之江公園~南港南6)が3番目に長い路線だったのですが、2017年1月、かもめフェリーターミナルの廃止により、南港南4からは、かもめふ頭を経由せず、食品ふ頭前をそのまま直通する路線に切り替わったことで、距離が縮小されてしまいました。
第2位
- 93号系統
[右上の青色で示された路線]
往復キロ程は26,520m(往路13,290 復路13,230)。
井高野車庫から大阪駅前に向かう路線なのですが、起終点が同じの37号系統とは違い、93号系統は瑞光四丁目からは東淀川区役所を通り、再度37号系統と合流、長柄橋からは37号系統は南下、93号系統は西中島・十三大橋を経由して大阪駅前に至る路線です。
ただ、2014年までは十三からは歌島橋バスターミナルまでを結んでおり(また、瑞光四丁目からは上新庄経由)、往復キロ程は28,000mと2011~2013年4月までではこの路線が最長路線でした。
🎶~休憩~🎶
前回と同様に2位発表後では過去当時の最長路線を紹介していきます。
93C号系統
(井高野車庫前~福町)
2010年まで存在した路線です。
往復キロ程は32,710m(往路・復路とも16,355)と30キロ台。
歌島橋までは旧93号系統(井高野車庫~歌島橋バスターミナル)までの経路と同じですが、この93C号系統は歌島橋バスターミナルを経由せず、そのまま大和田1・大和田橋を抜けて福町に至る大変な路線です。
ゾーンバス時代は特93号系統として運行、井高野車庫~歌島橋は幹線、歌島橋~福町は支線区間でした。1979年11月~1980年ごろまでは幹特93号系統、それ以前は幹線93号系統として運行していました。
111号系統
[大阪駅に短縮された頃の111号系統]
往復キロ程は36,790m(往路18,610 復路18,180)と驚異的な長さ。申請の際は阪急バスと絡むため何度も協議を経て運行回数30回以下という条件で1960年4月に運行を開始した郊外線の嚆矢のような存在です。実際の運行回数などはどうだったのでしょうね~🙄
後に大阪駅前までに短縮した上、他の郊外線より先に廃止となりました。
特23号系統
(住吉公園西口~長柄橋南詰)
大昔に存在した路線です。1931年10月10日に開設されました。往復キロ程は30,186m(往路・復路とも15,093)で、長柄橋南詰から南森町・福島西通・岡崎橋・桜川2・西浜(塩草付近)・千本通7(現:天津橋)を経て住吉公園西口(浜口西付近?)にまで運行していましたが、経路変更且つ39号系統に番号変更の後、1940年6月1日の桜川2~西浜間の休止により当路線は実質的に廃止になりました。
それはともかく………
第1位
- 73号系統
(なんば~出戸バスターミナル)
往復キロ程は28,260m(往路・復路とも14,130)。あんまり上記の路線よりかは長いような気がしませんがこの路線が1位と知った時は驚きました。今里筋や千日前通などを走っているものの単独で運行する区間も際立ちます。かつては難波から杭全までの運行でしたが、2013年4月の上六操車場閉鎖により、23号系統(出戸バスターミナル~上本町6)を集約したことで最長路線となりました。
というわけで73号系統が現在の最長路線であることが分かりました!
まとめ
このような長距離を走る路線について思うことは主要ターミナルから鉄道の走らない末端部までを至る路線が多く、その末端部に鉄道駅が出来てしまえば鉄道の方に利用客が流れてしまうので、次第に凋落していくんですよね。それでも例に出せば37号系統(井高野車庫前~長柄橋南詰・大阪駅前)や36号系統(地下鉄門真南~大阪駅前)は未だに残り続けてるのでなかなか凄いものだと感じます。特に大阪は地下鉄を作る前に先にバスを走らせて、地下鉄が開通してからは重複するバス路線を筆頭にじわじわと削減していくスタイルなので、もし西淀川区に地下鉄が出来ていたら…と考えると、この通りのランキングにはなってないでしょうね~😨
では👋🏻