こんにちは😃
つい最近なんですが、大阪シティバスの車内販売、バス営業所の乗車券販売窓口が廃止に…
さらには、紙券のバス回数券(大人・小人・昼間割引)が廃止となり今年に入ってから大きく変わってしまいました。
バス回数券(紙券)の発売終了について | 大阪シティバス株式会社
バス回数券だけは、、、と思いつつ価格を見ると全種買うとなれば総額8,400円(バラ売り無し)となるために諦めました。😢
[購入したバス昼間割引回数券]
しかし、所用で出かけた道中に偶然にも金券ショップでバス昼間割引回数券などがバラ売りされていたためについ何枚か記念で購入しました。
今更ではありますが、今回はこの回数券を調べていきたいと思います。
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バス昼間割引回数券とは?
大阪シティバスで利用できるバスの回数券で、バス営業所や地下鉄定期券発売所、駅長室、駅構内売店などで今年5月末まで発売されていました。値段は2,100円(12枚綴り)で特定の時間帯(10時~16時の間)のみに利用でき、1乗車あたり210円に対して175円と35円も安く乗ることができます。(バス回数券[大人]だと約19円安く乗れる)
ただし、2022年5月末までが有効期限となっているため、翌6月からは使えなくなってしまいます。
①これで阪急バスが乗れる?
→乗れちゃいます。
[ご案内の最上部に記載がある。]
ただし昼間割引回数券ですから、10時~16時の時間帯の利用内であれば乗れるわけです。阪急バスの区間となると阪北線の十三や野中北一丁目などでは使えますね~😄(梅田~野中北一がシティバスと同じ210円※十三も同様)
阪急側の回数券ではこのような説明がされています。↓
かつては大阪シティバス97号系統区間と併走していた加島駅方面にも使えました。(阪急バス加島線は2020年7月19日をもって廃止)
ちなみに残念ながらバス回数券(大人・小人)は利用出来ません。
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阪急バスも発売していた?
阪急バス側も大阪市内専用回数券として発売していたようですが、大阪シティバスの昼間割引回数券の廃止に合わせて既に発売を終了しています。ちなみに私は回数券自体、聞いたこともありませんでした😅
https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20210426o.pdf
②昔の昼間割引回数券と比較してみる
[昭和51年頃の昼間割引回数券]
折角なので、昔の回数券と比較してみました。バス昼間割引回数券は「石油危機等の大阪市の財政悪化の解消にやむを得ない必要最低限の料金引き上げによるサービス維持向上を図る1つの手」として1976年(S.51)4月1日に発売を開始し、当時は大人・小人の共通利用でした。降車の際に大人は1乗車が90円(当時)だったので2枚ちぎって運賃箱に投入、小人はその半額なので1枚ちぎって投入するという仕組みだったようです。2年後の1978年(S.53)11月では大人1,000円(110円券12枚綴り)、小人500円(60円券11枚綴り)と別々に発売されていましたが、後に共通利用のものに戻されています。
そして現在では210円券の物しか無く、大人運賃のみの割引回数券になっています。
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昼間利用の時間帯は?
また昼間利用の時間帯が11時~15時と現在の物よりも2時間も短いです。しかし、1982年にはもう現在の10時~16時になっていました。
ギャラリー
[昼間割引回数券の案内:大阪のあし№99(1987年2月発行)]
[昼間割引回数券の案内:大阪のあし№111(1991年3月発行)]
③最後に…
紙のバス回数券無き後も、現在では従来の地下鉄とバスが乗れる『回数カード』や今年3月に開始しているスマホを乗車券とした『モバイルチケット』などが代用になっています。昔ながらの紙券が無くなるのは悲しいですが、今やチケットレスという言葉が生まれている時代で今後はどのような乗車券になっていくのか気になるところです。
では👋🏼