マツダ交通の見たまま

主に大阪シティバスの小ネタや歴史をディープに掘り下げる考察系ブログです。

バスの乗り方は一つだけではない!!

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(左上:京都市営バス)   (右上:東急バス)

(左下:東陽バス)          (右下:奈良交通)

 

こんにちは😃

旅行先で観光するためにバスを利用するとき…

どこから乗ったらいいんだ?』

前払い後払い?どこから降りたらいいのやら…』

と悩まれる方がいらっしゃると思いますが…(まさに私がそうです…😞)

f:id:Matsuda_KOTU:20210407213540j:image[なかのりの看板:茨城交通(水戸駅にて)]

f:id:Matsuda_KOTU:20210408171003j:image[うしろのりの看板:茨城交通(茨大前にて※許可を得て撮影)]

中にはバスの前面に大きく「なかのり」や「うしろのり」と親切に書かれているバス会社もあります。(それでもほとんどのバスでは乗車口に入口のステッカーが貼ってありますが。)

 

今回はこれまで私が旅行に出かけた際に

「こんな乗り方があったのか!」と感じたバスの乗り方を紹介していきます。

 

京都市営バス

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まずは京都市営バスです。清水寺や嵐山、金閣寺などが市内均一区間(運賃がずっと一緒の区間)に入っているために便利なのですが乗り方は…

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『中(後)乗り、前降り、後払い』

になります。※1

この乗車方式は首都圏を除く地域には大体がこのやり方です。

同様の扱いを行うバス会社

大阪シティバス

・神戸市営バス

西鉄バス

広電バス

北海道中央バス

新潟交通など

 

※1

ただ、京都市営バスでは、最近になって前乗り・後ろ降り・前払い形式と変更した一部の系統(急行100・102・急行101など複数)があるために乗る際には少し注意した方が良さそうですね。

f:id:Matsuda_KOTU:20210408083802j:image[前乗りバスの見分け方(京都市交通局ホームページより)]

 

②東急バス

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次は東京や神奈川(川崎・横浜市北部)で走っている東急バスですが、こちらはどうでしょう?

f:id:Matsuda_KOTU:20210408084946j:image[前扉には入口のステッカー]

『前乗り、中(後)降り、前払い』

になります。

前扉から乗り、先に運転手に降りるバス停を伝えて運賃精算(現金やICカードなど、均一制区間の路線はそのまま精算)をした後、目的の停留所に着いたら中扉(あるいは後扉)から降りるというやり方です。特に首都圏ではこのやり方が多いですね。

 

同様の扱いを行うバス会社

名古屋市営バス

京急バス(東京都内・川崎市横浜市を発着する路線※4系統を除く)

小田急バス

横浜市営バスなど

 

また、『前乗り、前降り、後払い』という乗り方もあり、少数派ですが神奈川中央交通(一部路線)、京成バス(一部路線)などでされています。

 

  • 特殊なケース―――

 

③東陽バス

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次は、沖縄にある東陽バス。ここには前にしか扉がない車両があります。

『前乗り、前降り、(前)後払い』

になってます。

といっても沖縄のバスの乗り方はかなり特殊で、この乗り方を行う路線は

「系統番号が20番以降の路線」で、105番は前払い、その他の20番以降は後払いになっています。

しかもこの東陽バスだけでなく、同じく那覇に乗り入れる沖縄バス・那覇バス琉球バスも同じやり方をとっています。

会社は4社とどれも違いますが系統番号は全て統一されているので、どのバス会社だからと思わずに系統番号と行先だけを確認するだけで大丈夫ですね!

f:id:Matsuda_KOTU:20210408123054j:image[51番なので後払いと分かる:琉球バス]

これらのバスは前にしかドアがないので一目見れば分かるのですが、中には後ろにもドアがあるのに前の方しか扉が開かない場合も普通にあります。

f:id:Matsuda_KOTU:20210408171853j:image[77番なので前のドアしか開かない:沖縄バス]

先程紹介した系統以外でも乗り方が全く違うので、那覇空港から国際通り首里城はモノレールで行けますが、美ら海水族館などの名護方面に行くにはバスが必要不可欠になるため、行かれる時には下調べしておくと良いと思います😅

バスの乗り方|那覇バス・琉球バス交通バスロケーションシステム

↑他の系統の乗り方はこちらに記載されています。

 

奈良交通

f:id:Matsuda_KOTU:20210408133946j:image[北大和営業所※許可を得て撮影]

最後に奈良交通を紹介します。

この車両には扉が3つ備わっているいわゆる3扉車で、生駒・東生駒・富雄・学園前駅→駅周辺の住宅地を結ぶ路線で使われています。観光路線と言うよりかは通勤&通学路線ですね。(2021.4月現在は7台とも北大和営業所に在籍)

 

このバスの乗り方は行き、帰りによって変わります。

 

まずは住宅地→駅(行き)を利用する際だと…

前扉から乗車→先に運転手に降車停留所を申告して精算し、後ろの扉から降車(駅では全ての扉が開く)

 

駅→住宅地(帰り)では…

駅では全ての扉が開くので乗車(その他では前しか開かない)→降車停留所に着くと運転手に乗車停留所を申告して精算し前から降りる。

 

うーん、扉がさらに1つ増えるとなると難しいですね笑

ただ、奈良駅周辺ではこのような車両は基本使われておらず、運賃均一の区間の路線では『前乗り、中(後)降り、前払い』、整理券の出る路線では『中(後)乗り、前降り、後払い(一部を除く)』になっています。

バスの乗降方法について|奈良交通

↑詳しくはこちら

 

これだけ地方で乗り方がバラバラだとけっこう疲れてきちゃいますよね💧

 

  • 最後に―――

いかがでしたか。今までの説明で頭が痛くなってしまったのでしたらすいません…😣

「これだけ地方によってバスの乗り方がバラバラで難しいし運転手に怒られたら嫌だなぁ」

という印象が持たれてもおかしくない話ですが、私が基本使っている最低限度の対策法がありますので紹介します♪

1.乗り換え案内アプリを使う

Yahoo!乗換案内やNAVITIMEが定番だと思いますが、私はYahoo!乗換案内をよく利用しているので名古屋や京都、東京などでの乗換案内を見た時に乗り方までも記載されているので大変助かっています。☺️

f:id:Matsuda_KOTU:20210408163026j:image[京都市営バス100番は前乗り、後降り・後払いと記載]

f:id:Matsuda_KOTU:20210408163148j:image[名古屋市営バスの場合]

ただ、広島や沖縄も含めた地方だと乗り方までは記載されていない場合があるのでネックなところですね~

また、NAVITIMEにはバス専用のアプリ、バスNAVITIMEというのがあり、こちらも分かりやすかったです!😄

 

2.ホームページで確認する

もはや究極の選択肢ですね。😅

『~バス  乗り方』と調べるだけで普通にヒットします。

またICカードが使えるか?

現金ならばお釣りは出るのか?

もこれで分かります。

 

私の体験談ですが沖縄に行った時はこれに助けられました。系統番号で乗り方が違うだなんて初めて知りましたし、たとえ路線バスで来る車が高速バスだったとしても全く動揺せずという感じで、やはり見る見ないでは大きく違うと思います。見なくても何とかなるケースは全然ありますけどホームページがあるだけで分かりやすく書いてあるので心強いですね!

まぁ、今の時期は感染症で出かけづらいですが、また落ち着いて旅行に出かける際に活用されてはいかがでしょうか?

 

では👋🏻